🏫他大学の授業を受けられる?単位互換制度とは【関西編】

他大学の授業を受けられる?単位互換制度とは【関西編】

前回の記事に続き、単位互換制度についてです。

関西エリアでも、多くの大学が単位互換制度を導入しています。

複数大学の授業を自由に選べる仕組みで、専門分野を越えた学びや交流が可能です。

 


 

主な単位互換制度(関西エリア)

主な単位互換制度(関西エリア)

① 大阪府・京都府

広域な大学コンソーシアムが組まれ、非常に多くの大学が参加しています。

  • 大学コンソーシアム京都

    • 特徴: 京都府内の主要な国公私立大学・短期大学が多数参加する、全国最大規模の単位互換制度。教養科目をはじめ、非常に多様な分野の授業を相互に履修できます。

    • 参加大学(例): 京都大学、同志社大学、立命館大学、龍谷大学、京都産業大学など、府内の多くの大学が参加。

    • URL: 大学コンソーシアム京都 単位互換

② 産学公連携・広域連携の事例(大阪・兵庫)

大都市圏の大学は、企業や自治体との連携授業を単位互換の対象とすることで、学生に実践的なスキルを学ぶ機会を提供しています。

  • 大学コンソーシアムひょうご神戸

    • 特徴: 兵庫県内の大学・短期大学が加盟し、加盟大学間で広域単位互換を実施。神戸大学、関西学院大学などが提供する授業や、地域企業との連携が盛んな私立大学の授業を相互に履修できます。

    • 参加大学(例): 神戸大学、関西学院大学、甲南大学、神戸女学院大学など

    • URL: 大学コンソーシアムひょうご神戸 単位互換

 

③ 奈良・滋賀・和歌山エリアの地域連携制度

地方大学では、地域振興を目的とした少人数制・体験重視の授業を、協定大学の学生が相互に履修できる単位互換が進んでいます。

  • 奈良県内の大学間単位互換(奈良女子大学など)

    • 特徴: 奈良女子大学を含む奈良県内の複数の大学が協定を結び、幅広い教養科目や専門科目を相互に履修できます。地域課題の探求や、少人数での文化体験といった奈良ならではの学習機会が提供されています。

    • 参加大学(例): 奈良女子大学、奈良教育大学、奈良県立大学、帝塚山大学など

    • URL: 各大学の「単位互換」ページで詳細を確認できます。(例:「奈良女子大学 単位互換」で検索)

    •  
  • 琵琶湖・淀川流域圏の大学間連携(滋賀大学など)

    • 特徴: 滋賀大学や滋賀県立大学などが連携し、琵琶湖・淀川流域の課題解決を目指す授業の単位互換を実施。環境、歴史、文化など、地域固有のテーマに特化した授業の履修が可能です。

    • 参加大学(例): 滋賀大学、滋賀県立大学など

    • URL: 各大学の「単位互換」ページで詳細を確認できます。(例:「滋賀大学 単位互換」で検索)

 

  • 紀州地域大学連携(和歌山大学など)

    • 特徴: 和歌山大学と高野山大学、和歌山信愛大学の3大学間で単位互換協定を締結。世界遺産や地域文化など、紀州地域特有の歴史・文化資源を活用した授業を相互に履修できます。少人数制で地域密着型の学びを深めることができます。

    • 参加大学(例): 和歌山大学、高野山大学、和歌山信愛大学

    • URL: 各大学の「単位互換」ページで詳細を確認できます。(例:「和歌山大学 単位互換」で検索)

 


 

関西の大学では、関東の大学に比べて“実践型・密着型”の単位互換授業が多いようです。

また、大学院同士の単位互換制度もあるようです。

自分の通っている大学にもないかぜひ一度調べてみてください。

 


 

利用の流れ

  1. 所属大学の「単位互換制度」ページを確認(大学名 単位互換制度で出てくることが多いです。)

  2. 受講希望科目を選択し、申請書を提出

  3. 所定の審査・許可を経て履修開始

 


 

私の友達が通っている関西の大学では、夏休みに他の大学で課外授業を受けられる制度もあるようです。学びがさらに深まりますよね!

興味のある分野を他大学で学ぶことで、将来の選択肢が大きく広がるはずです。

関東の記事はこちらから!

 

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