🎓学生の挑戦 Interview vol.1(後半) -挑戦が教えてくれたキャリアと自分の可能性-
前半に引き続き、同志社大学2回生のY.Aさんにお話を伺いました。
前半では、海外ビジネスプログラムに挑戦した背景や、異文化の中での学びについて語っていただきました。後半では、Y.Aさんの中高生時代の経験や性格、挑戦するうえでの考え方、そして海外での学びがどのようにキャリア観へとつながったのかを掘り下げます。小さな一歩から大きな成長へとつながったY.Aさんの“挑戦”に込められた思いをお聞きしました。
Q10ご自身の性格を一言で表すと?
いろいろ考えすぎる、真面目すぎる性格だと思います(笑)小学生のころから宿題や課題を早めに終わらせるタイプで、計画を立ててコツコツ取り組む面があります。でも一方でマイペースな面もあり、行動する前にリスクや大変そうなことを頭の中で考えすぎてしまうことがあります。人間関係でも「大丈夫だったかな」と一人で反省会をしてしまうことも多く、それで「考えすぎ・真面目すぎ」と言われることがあります。
Q11学生時代に挑戦した経験はありますか?
高校の3年間、生徒会活動に励んでいました!私の高校では生徒会が文化祭を運営していて、コロナ禍で制限がかかる中でも、何ができるかを考え、チームで協力して企画を進めました。学校に来られない時期もあり、全体のモチベーションも下がりがちでしたが、メンバー全員で力を合わせて挑戦しました。また、生徒会のメンバーだけが持てる、校則改善のための先生との交渉機会も活かし、アンケートで生徒の意見をまとめ、プレゼンする経験もしました。結果として希望していた校則を変えることはできませんでしたが、文章力やプレゼン能力、協働して成果を出す力を身につけることができました。
Q12生徒会の経験は、海外ビジネスでの経験にどのように生きましたか?
生徒会では、自分たちで企画を考え、協力して成果を出す経験をしていました。海外ビジネスでも、初対面のメンバーとチームを組み、プレゼンを作る場面が多く、分担の仕方や優先順位をつける力、限られた時間内で効率よく成果を出す力がすごく活きました!生徒会で複数人で協力して目標を達成する経験をしていたからこそ、海外ビジネスでもチームでのプレゼンの質を高めることができたと思います。
―過去の経験が、思いもよらぬ形で次の挑戦を支える。努力は必ずどこかでつながっていくのですね。
Q13考えすぎる性格の中で、挑戦できた理由は?
両親の言葉が大きな励みでした。「やりたいと思ったらやった方がいい」「自分のワクワクする気持ちを大事にしなさい」といつも言われていて、そのおかげで行動する勇気をもらえました。海外ビジネスや生徒会で挑戦するときも、リスクや不安は考えつつ、自分のワクワクする気持ちを信じて挑戦できたと思います。
―“やってみたい”という気持ちに正直でいること。それがY.Aさんの挑戦の原動力になっていました。
Q14海外ビジネスを通じて学んだことやキャリアへの影響は?
海外で働く可能性や多様な働き方を知り、キャリアの視野が広がりました。特に、エンタメ業界で日本の文化や表現力を海外に伝える仕事に興味を持つようになりました。以前は日本の企業にしか就職しないだろうという固定概念がありましたが、アメリカの支社で働く選択肢や、一時的に海外で経験を積む働き方など、さまざまな可能性があることを知り、自分のキャリアの幅が広がったと感じています。
Q15 挑戦することの意味はどう変わりましたか?
挑戦は怖くても、行動しなければ得られないものがあると実感しました。大きな挑戦だけでなく、小さな挑戦でも、自分のルーティーンを変えたり、新しいことに取り組むことで自分の成長につながります。海外ビジネスを通じて、挑戦することは自分を変えてくれる力があると学びました。
―「挑戦」は特別な出来事ではなく、日常の中にある小さな選択の積み重ね。そこにこそ、自分を変える力が宿っているのかもしれません。
Q16挑戦を迷っている人や、何を挑戦すればいいか分からない人に伝えたいことは?
まずワクワクする気持ちや「やってみたい」と思ったことから始めることが大事です。大きな目標でなくても、ちょっと気になることや楽しいと思ったことから飛び込むことで、それが自分にとっての挑戦になると思います。日常で楽しいと思える瞬間や、少しの興味を大切にすることが、将来やりたいことにつながるかもしれません。まずは平凡な一日の中で気づいたことを書き留めるなど、小さな一歩から挑戦してほしいです!
―“挑戦”とは、自分の心が動いた瞬間を信じること。小さな一歩が、思いがけない未来を連れてきてくれるかもしれません。
🌸編集後記
Y.Aさんの話を通して感じたのは、「挑戦」とは特別な舞台でなくても始められるということ。
迷いや不安を抱えながらも、自分の気持ちに素直に行動することが、未来を切り拓く最初の一歩になる――そんな温かいメッセージが印象的でした。
今日の何気ない一日にも、挑戦のきっかけが隠れているかもしれません。