🎓学生の挑戦 Interview vol.2 -今しかできない旅で見つけた挑戦の意味-
今回は、「旅」という形で自分の可能性に挑戦している近畿大学2回生のK.Yさんにお話を伺いました。SNSで見る旅人たちに憧れを抱きながらも、「一人でやるのは不安」と感じていたというK.Yさん。それでも勇気を出して自転車旅に踏み出したことで、出会いや発見、そして自分自身の成長に気づいたそうです。ひとり旅のリアルや、挑戦を通して得た価値観の変化を語ってくれました。
Q1ご年齢とご職業を教えてください。
20歳で大学生です。
Q2今や過去の挑戦について教えてください。
今、自分の中で一番挑戦しているのは旅です。
Q3旅をやってみたいと思ったきっかけは何ですか?
半年前くらいに、日本縦断をしていた同世代の人と出会ったことがきっかけです。一緒に自転車を漕ぎながら話を聞く中で、「自分も旅してみたいな」と思うようになりました。その出会いと体験が、自分の行動を後押ししてくれましたね。
Q4思っていたより大変だったか楽しかったかどちらでしょうか?
旅を通して思った以上に楽しいことも多かったです。一人で自転車を漕いでいると孤独に感じることもあるんですが、たまに通りすがりの人が声をかけてくれたりして、そんな出会いがあるとすごく旅をしている実感が湧きます。そういう瞬間は、本当に楽しいですね。特に、地元のおじいちゃんに差し入れをもらったり、同じ旅人と道の駅で語り合った日は、忘れられない思い出です。人とのつながりが、旅の魅力そのものだと感じました。
―「人とのつながり」が旅の景色をより温かくしてくれるんですね。
Q5挑戦前に悩んだことはありますか?
やっぱり一人でやろうと思っていたので、挑戦前は孤独感や寂しさに不安を感じていました。やりたい気持ちはあったんですけど、一歩踏み出す前は「本当に大丈夫かな」という思いもありましたね。
―不安は挑戦の前に必ず現れる“通過点”なのかもしれません。
Q6頑張れた原動力は何でしたか?
周りのSNSを見ることが大きかったです。自分と同じように旅している人たちが、「楽しかった」「得るものが大きかった」と発信しているのを見て、自分も同じような体験ができるかもしれないと思うと頑張れました。SNSを通じて「こんな景色を見たり、こんな経験ができるんだ」という期待感が、自分の原動力になった感じです。
―誰かの挑戦が、自分の挑戦の扉を開けることもありますよね。
Q7挑戦した経験は、自分の考えや価値観にどんな影響を与えましたか?
旅をするかどうか悩んでいた時もあったんですが、結局は挑戦した方がいいなと思いました。「やらない後悔より、やった後悔」という考え方ですね。たとえ失敗しても、それは自分の身になるし、今の学生のうちは身になることばかりです。だから、何でも挑戦してみるのがありだな、と実感しました。
Q8挑戦して良かったと実感した瞬間はいつですか?
やっぱり旅の目的地にたどり着いた瞬間ですね。例えば自転車で静岡県まで行った時、そのゴールに到達した瞬間は本当に嬉しかったです。目的を達成したときの達成感は格別で、「挑戦して良かった」と心から思いました。
—ちゃんと辿り着けた自分を実感できる瞬間って、記憶に残り続けるものだと思います。
Q9挑戦後に感じた成長は何ですか?
旅は基本的に一人で行動することが多く、予定を立てたり荷物を準備したりするのも全部自分でやらなければなりません。そういう経験を通して、計画的に行動する力や、自分で準備する力が強くなったなと感じます。
―旅の準備を全部ひとりでやるからこそ、自然と身につく強さってありますよね。
Q10次に挑戦したいことはありますか?
今は3~4日で終わる小規模な自転車旅をしていますが、将来的には日本縦断で、北海道から九州の南端まで、ロードバイクやヒッチハイクで旅をしてみたいと思っています。まだ具体的には考えている段階ですが、学生のうちにしかできない挑戦なので、ぜひ実現させたいです。
Q11過去の自分に声をかけるとしたら、何と言いますか?
迷っていた過去の自分には、「思いついたことは何でも挑戦してみよう。まだ学生なんだから、後悔のないように行動しよう」と伝えたいです。やっぱり、やらないで悩むより、やってみることが一番自分の成長につながると思います。
Q12挑戦を迷っている人に一言お願いします。
やりたいことがあるなら、絶対にやった方がいいです。やらないよりも、やった方が経験として自分に返ってくるし、結果として自分を強くしてくれると思います。挑戦することでしか見えない景色があって、それを知った時に初めて「やってよかった」と心から思える。だからこそ、一歩踏み出す勇気を大事にしてほしいです。
―未来を変えるのは、ほんの少しの“勇気ある一歩”なのかもしれません。
🌸編集後記
K.Yさんの話を通して感じたのは、旅そのものよりも「やってみたい」をそのまま行動に変える力の強さでした。ひとりだから不安もある。でも、その不安ごと連れていくからこそ出会える人がいて、自分でも気づかなかった成長がある。学生のうちにしかできない挑戦って、こういう“等身大の一歩”なのかもしれません。